ゆっくりゆっくり

ゲイの教師が鬱病で休職し、復帰に向けて一歩一歩に全集中。教育/LGBTQ/鬱病/メンタルヘルス/心理学

自分で自分を許せる日まで

鬱病になってから3ヶ月。少しずつ落ち着きのある生活を取り戻しつつも、数日の周期で不安の波が押し寄せてきます。

 

行き場のない気持ちを自分にぶつける

僕は休職する前、自分を追い込んで、やがて同僚や管理職に意見することが続いていました。

 

今となっては過去のことですが、組織を否定してきた自分が許せません。その中で同僚に言われたことに腹を立てていたことも、「どうせ僕が悪いんだろ」「僕がもっとしっかりしていれば」なんて気持ちになります。

 

気付けば過去をさかのぼり、今まで自分がしてきたことが間違っていたのでは、結局今の自分に何も残っていないなどと責めてしまうようにもなります。人生全否定ですね。

 

捨てた自分を取り戻そう

ここ数年、仕事でも評価されることが増え、自信がついてきていたところです。「僕ならできる!」「よい手本に!」「もっと認められるように頑張ろう!」そんな気持ちになっていました。

 

そこで僕が捨てていたもの。それは「ダメな自分」「だらしない自分」「失敗する自分」。それらを捨てることで自分自身を立派な人間だと思い込み、確立してきていたようです。

 

人間誰しも「ダメなところ」「だらしないところ」「失敗すること」があるでしょう。ホントはそんな自分も「いいよ(^-^)」って受け止めてあげなければいけなかったんだと思います。しかし僕は、そんな自分を捨てて排除していました。

 

いつからか分かりません。通知表の親のコメント欄にはいつも「人に迷惑をかけないように」と書かれていたことが鮮明に残っていて、あの頃から人に迷惑をかけないように一生懸命だったことを思い出します。

 

「真面目だね」「責任感があるね」「芯が強いね」「しっかりしているね」なんて言葉をたくさん掛けてもらってきました。それが僕の強みだと思っていました。

 

しかし、それが自分を傷つけてしまっていたことだったとは気付きませんでした。人に嫌われないように、認められるように、そんな思いばかりで自己を確立していたんだなと。こうして今は自分を見失ってしまいました。

 

自分で自分を許せる日まで

過去の失敗。自分の考え方。人との接し方。今となってはいっぱいいっぱい後悔が残ります。頑固な性格がこの沼をどんどん深くしています。

 

これらを受け止め、自分で自分を許せる日まで、僕は社会復帰できないんだなと思います。